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ふとカクテルを思う

2019.2.7 845 View No Comments »

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今日はふと思い、ふたつのカクテルを作ってみました

 

『オールド・パル』

昔からの親友、久しぶりの仲間といった意味

 

『ブルバルディエール』

遊び人、伊達男といった意味

 

作成されたのも1920年後期の古いカクテルですので

 

あまり注文する方はいらっしゃいませんが

 

むしろ注文を頂いたことは無いですが

 

今飲んでも、とても美味しいカクテルです

 

なぜ、このカクテルを作ってみたのかというと

 

レシピがとても似ているカクテルでして

 

制作者こそ調べていないので詳しくありませんが

 

時代も近く、系統も似ているのに

 

名前意味合いが全く違うカクテルということで

 

興味本位、飲み比べてみることにしたのです

 

 

 

レシピは

 

オールド・パルが、カンパリ・ドライヴェルモット・ライウイスキーを同量

 

ブルバルディエールが、カンパリ、スイートヴェルモット、バーボンを同量

 

弱くはないカクテルです

 

お客さまから、こんなカクテルをくださいと言われることの無い

 

不思議な味をしています

 

甘くて苦い、そして程良く強い

 

そんな注文されたことありませんよね?(笑)

 

両方とも、僕の中ではカンパリベースのカクテルといった考え方を持っていまして

 

いかに苦味を制して仕上げるかがポイントと言いますか

 

いつぞやのブログでも書いた『ネグローニ』にも同じ考え方を持っており

(書いたかな?書いてないかも(笑))

 

このカンパリの苦味を制するというのは

 

カンパリベースのカクテルとして、正解かどうかは分かりませんが

 

何も考えずに同量のレシピで作ると、自己主張の激しいカンパリ

 

それを「待て待て」と制すところに

 

個人的カクテル制作の面白みを持っております

 

 

 

自分で作ったカクテル

 

飲み比べをしながら思う事

(飲み比べをしながらこのblogを書いています)

 

「美味いなぁ、、、」自画自賛

 

上手に苦味を制すことが出来ました

 

失くすのでは無く、制する

 

コントロールするというのが意味の正解でしょうか

 

軽く感じる、確かに苦味はそこに居る

 

カンパリをそのまま飲んだ時よりも、苦味が抑えてあることが大事です

 

僕は苦味を抑えながら作るけど

 

制作者はどんなイメージで作ったんだろう

 

同じレシピで作ったとしても味が違うのがカクテル

 

何をイメージしながら作るのかというのはとても重要です

 

文献に残っているとしても、味の感じ方はそれぞれ違います

 

その本人が書いた本であったとしても

 

僕とその人の味覚は違います

 

だから想像する、調べる

 

時代、歴史、人柄とかも調べる人いるんじゃないですかね

 

時にはその人になってみる

 

気持ち悪いですね

 

まぁ、でも大事なのはそのくらいの事を考えながら

 

一杯を作るという事です

 

カウンターのこちら側の事ですから

 

お客さまには関係の無い事なのですが

 

バーテンダーの人柄はカクテルに出ると言います

 

そう言った意味で

 

甘めに作っちゃう僕は、甘々な性格という事ですね

 

オールド・パル、ブルバルディエール

 

ご興味がありましたら、ご注文下さい

 

僕の好みは伊達男

 

甘めですね、どちらかと言うと

 

 

 

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※次回の読書会は2月14日(木)20時から行います

ご興味のある方のご参加、お待ちしております

お好きな本を一冊お持ちになって、ご来店下さい。

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Tomorrow never knows ♪

 


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