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カクテルの日

2020.5.13 792 View No Comments »

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今日はカクテルの日だそうで

 

そんな日があるのか

 

一年前もそう思った気がする

 

外から聞かないと思い出せない日だ

 

それならば今日はカクテルをアップすることにしよう

 

 

 

 

 

何を作ってアップしようか

 

何を作りたいか

 

久しぶりに作るカクテルは

 

広く名の知れたものが良い

 

そうだな、ビタミンを摂りたい

 

レモンを使おう

 

サイドカーが良いか

 

いや、サイドカーの気分じゃないな

 

だったらベースをジンに変えて

 

ホワイトレディにしよう

 

 

 

『ホワイト・レディ』は

(ジン、ホワイトキュラソー、レモン)

 

一番言われているのは

 

(多分、アメリカ人の)ハリー・マッケンホーンさんが作ったカクテル

 

ロンドンで働いていた時に

 

同じ名前のカクテルを作っていたそうだが

(ペパーミントリキュール、ホワイトキュラソー、レモン)

 

フランスの、HALLY’S NEW  YORK  BARで

 

働いているときに今のレシピになったそうだ

 

Americaの人がLondonで働いているときに考えて

ParisのNew Yorkというバーで作ったカクテル

 

もぅ、すでにややこしい

 

 

 

昔からあるスタンダードカクテルには

 

良くあることだが

 

由来や出生については諸説ある

 

今みたいに、公にコンクールで発表するでも無いし

 

カクテルブックを出版して

 

初版年度が記録されているわけでも無い

 

ほぼ、口伝えだし

 

実際に作った本人が

 

あっちに行ったり、こっちに行ったりと

 

色んな所でカクテルを作っている

 

ホワイトレディにしても

 

ホワイトレディという名の木香薔薇が由来だったり

 

世界で初めて純白のウエディングドレスを着たヴィクトリア王女からとったとか(白い貴婦人)

 

違うアメリカ人のバーテンダーさんが作ったとか

 

と諸説ある

 

だが、このハリーさんは

 

似たレシピの、『サイド・カー』を作った人でもあるので

(ブランデー、ホワイトキュラソー、レモン)

 

おそらく間違いないんだろうなと思う

 

 

 

僕の考えとしては

 

出所を探るというのはとても大事で

 

もちろん出所が分かるモノは数少ないのだけども

 

自分が気になったものだけでも調べたりする

 

誰が作ったのか、どういった経緯があったのか、何でこうしたのか

 

その人にその時、何があったのか

 

そういうのを知るのは楽しい

 

だけど、調べていくうちに

 

だいたい同じ場所にたどり着く、それは

 

《分からない》

 

 

 

分からないのだ

 

その時代に生きていないし、その人と喋って無いので

 

結局、文書として残っていない限り分からない

 

口伝えの時点で、他人の何かが含まれる

 

昔話と一緒

 

そう思ったときに

 

僕は詳しく調べようとしなくなった

 

僕はある程度調べたら

 

後は想像することにした

 

この名前にしたのなら

 

こんな人が居たんじゃないか

 

レシピがこれならこの人がきっと、、、

 

 

 

 

※僕の偏見にも似た片寄った考え方

コスモポリタンの回なんてまさに

初期のブログもどうぞ

http://blog.livedoor.jp/mistar0623/archives/66758568.html

 

 

 

 

 

このカクテルが考案されたのは1919年

 

ヴィクトリア女王が白いウエディングドレスを着たのは、1840年なので

 

王女を目で見て閃いたというのは考えづらい

 

写真や、雑誌で見たというのは有りえるかもしれないが

 

第一次世界大戦中に考えられたというサイドカーは

 

コアントローの公式サイトには、1920年代に考案とあったので

 

きっとホワイトレディの方が先なので参考にならず

 

やはり、もともとはジンの代わりにペパーミントリキュールを使っていた

 

というのが、かなり大切な気がする

 

ミント、オレンジ、レモン

 

これでホワイトレディ

 

ミントが強すぎな気がする

 

女王が由来じゃない

 

ペパーミントリキュールがフランスで売り出されたのが1796年だから

 

すでに一般的なお酒になっていたはず

 

珍しがって使うという感じでは無いだろう

 

ミントを止めてジンにした理由は?

 

欲しかったのは植物(ボタニカル)っぽさ?

 

木香薔薇の要素は感じられないから

 

バラをミントやジンで表現したかったというのは考えづらい

 

やはり、名は体を表すと言うぐらいなので

 

ホワイトレディ

 

これにヒントがあるんだろう

 

気になる女性が付けていた香水が植物の香りがした

 

植物園で働く女性に惹かれていた

 

あぁ、これだ

 

 

 

あの人の職業はハーブ屋さん

 

いつもミントの香りがするあの人

 

話をしてみると純粋無垢(もしくは凛とした人)

 

「美味しいオレンジが採れたわよ」

 

そう言って採れたてのオレンジを届けてくれる

 

「ねぇ、あたしでカクテル作ってよ」

「マスター、あの子にカクテルをプレゼントしたいんだ」

「素敵なあの人でカクテルを作りたい」

 

何と頼まれ、想ったかは分からないが

 

あの人で作ったのは間違い無い

 

付けた名前はホワイトレディ

 

白くて、力強くて、繊細な

 

あの人のようなお酒

 

そう、いつの時代も新しいものを生み出すのは男と女

 

色恋だよ、君

 

 

 

という事で、僕はホワイトレディを作るときは

 

必ず誰か女性を想像しながら作ります

 

その人が好きそうな女性であったり

 

その人自身であったり

 

毎回悩んで、考えて、挑戦する

 

それが楽しいんです

 

『WHITE LADY』

 

オーダー、お待ちしています

 

 

 

 

 

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〇12日からBARのみ営業再開

〇15日から店内飲食の再開

 

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