酒販免許をとったが

 

売ってあるものを販売しても何も面白く無い

 

バーテンダーがお持ち帰りを売るのであれば

 

やはりカクテルだ

 

そんな個人的な思想がチラリと垣間見えた

 

隣で猛烈に働くシェフを見て

 

洗い物しかできない自分にムカムカしていた僕は

 

何とか自分の仕事を、自分の存在意義を求め

 

試行錯誤したかったのだ

 

 

 

試しにカクテルが持ち帰れるのか考えてみた

 

作ったカクテルのテイクアウトはしてはいけないので

 

材料をテイクアウトしてもらう

 

これなら販売できるし

 

お家でカクテルを作るという、非日常を体験できる

 

大半の人達は、カクテルを飲んだことも無いだろうし

 

お客さんの中でも、作ったことある人は少数のはず

 

説明書もしっかり作って

 

誰でも楽しくカクテルを作れるようにしよう

 

 

 

寒の戻りを感じる今日だが

 

季節は春

 

僕の好きな緑の季節だ

 

ハーブや野菜がモリモリ伸びてくる季節

 

本来この時期に注文が殺到するであろうカクテルがある

 

旬のミントを使ったあれ

 

そう、『モヒート』だ

 

いずれのバーでも、我がモヒートは最高である

 

という思念の元、渾身の作品を提供している

 

そんなモヒートがお家で作れたら嬉しかろう、どうだろう？

 

 

 

ラムをテイクアウト用のボトルに詰めて

 

ミント、砂糖、シロップ、ライムを真空パックに詰める

 

思いのほか簡単に作れた

 

あとは普段カクテルを作らない人に渡して

 

お家で美味しく飲んでもらえたら完成だ

 

早速、シェフに渡してみた

 

 

 

翌日、感想を聞くと

 

「楽しかった、子供のころのネルネルネルネを思い出した」

 

好感触だ

 

「ちょっと酸味が足りなかったかな」

 

少ないよりも良かろうと思い、砂糖とシロップを多めに入れた

 

裏目に出た

 

そのことも書けば良かったのだが

 

やはり全部使うだろう

 

各家庭にはメジャーカップは無い

 

「お酒もボトルに目盛りを書いとけば分かりやすいかも」

 

新たな発見

 

味の調整など、細かい問題は

 

これから考えるとして

 

少し見えた気がした

 

 

 

『ポイントは楽しい』

 

 

 

単純に混ぜるカクテルよりも

 

色々作業工程があるカクテルの方が楽しい

 

しかも、お酒は後から入れれば良いので

 

ノンアルコールカクテルを作れば

 

お子さんと楽しんで貰えるじゃないか

 

例えば、材料を全部量っておいて

 

あとは、ミキサーにぶち込めば

 

フルーツのフローズンカクテルの出来上がり

 

どうだろう、面白かろう

 

 

 

引きこもり生活の中でも

 

少しくらい非日常があれば

 

息抜きになる

 

精神安定剤

 

何故ならお酒は英語で“スピリッツ”魂の水だ

 

これで少しでもお酒を好きに

 

カクテルを好きに

 

バーを好きになってもらえれば

 

それは僕が望むことである

 

自分の仕事の未来のため

 

大きく言い過ぎたな

 

自分の仕事の明日のため

 

少し色々してみよう

 

 

 

完成したら、ブログやSNSで告知するので買ってください♪

 

 

 

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