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オールドボトルについて

2017.8.16 571 View No Comments »

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先日、レアボトルと出会い

 

久しぶりにキラキラしたので

 

今日はお酒の話をしますね

 

 

 

お酒の中には

 

オールドボトルと呼ばれるものがありまして

 

その名の通り、古いボトルの事なのですが

 

このオールドボトル、一般的には二通りあります

 

ひとつは『現行のラベルでは無く、それよりも前のラベルのお酒』

 

お酒のラベルは、メーカーさんの気分や時流によって良く変わります

 

車のモデルチェンジとか、お菓子のパッケージチェンジと

 

まぁ似たようなものですね

 

これもメーカーさんによって

 

頻繁に変更するところと、ほとんど変わらないところと様々です

 

 

 

もうひとつは『等級表示のボトル』

 

これは酒税法の関係で、お酒を等級別けしていた時代のボトルです

 

お酒には当然税金が掛けられてまして

 

日本酒、ウイスキー、混精酒、種類別であったり

 

アルコールの量とか、原料をどれだけ含むかとかによって、細かく決まっていたのですが

 

それが、特級・一級・二級・・・五級と別けられてました

 

輸入酒(ウイスキー)に関しては

 

輸出国(スコットランド)の方に、あらかじめ厳しい基準があるので

 

おおかた特級ということになるのですが

 

細かい話は勉強不足なので、良く分かりませんけど

 

おそらくは、国産のお酒に対したランク別けだと思います

 

で、この等級表示が行われていたのが

 

1989年4月までなので

 

この表示がされているお酒というのは

 

少なくとも、89年より昔のお酒ということになります

 

我々バーテンダーが言うオールドボトルというのは

 

後者のボトルになりますね

 

前者は頻繁に行われているので

 

例えば、去年変わったボトルをオールドと言ってしまうのは

 

ちょっと抵抗ありますから(笑)

 

 

 

ワインは別として、瓶内熟成(瓶詰したお酒の熟成による味の向上)はしない派の僕は

 

このオールドボトルに興味がありまして

 

バックバーの扉の中に、数本忍ばせてます

 

熟成をしないということは

 

ボトルの中のお酒は

 

瓶詰した当時のお酒ということになります

 

ということは10年もののウイスキーがあるとして

 

オールドボトル、例えば1980年に市場に出回っていたのなら

 

2017-(1980+10)=47

 

47年前に樽詰めされたウイスキーということになるのです

瓶詰なら37年ですね

 

ロマンです

 

そう、オールドボトルはロマンなんです

 

開封したときに

 

中身が生きていた時の喜びといったら

 

開けた瞬間その時代にタイムスリップです

 

想像してください

 

髭ボーボーのイカツイおじさんたちが

 

丹精込めて作ったお酒

 

絶対、僕たちの事考えて作ってないです

 

ロマンです!

 

MISTARは、まだ若いお店なので

 

このロマンを感じて下さるお客様が少ないですが

 

少しずつ小出しにして

 

ロマン溢れるお客様を増やしていこうと考えます

 

そしたらもっと古いお酒も買える♪(笑)

 

 

 

写真はブラック・ボウモアというレアモルト

 

改修以来、3回しか瓶詰されていない貴重なウイスキー

 

出会えることに喜びを感じれるやつです

 

いやらしい話、定価で60万、オークションなら100万超えるウイスキー

 

飲んでませんよ、飲めませんよ高すぎて(笑)

 

でも、いつか飲めるようになりたいな

 

Tomorrow never knows ♪


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